MARI 5.0

カスタマイズされたMari 5.0をお届けします。基礎となるUSDおよびアップグレードされた機能を体験してください。新しいMari 5.0では、パイプラインの不和が軽減し、クリエイティブな連携が強化され、高い芸術性を発揮することができます。

改良されたブラシエンジンにより、ストロークごと、チップスプラットごと、またはペン圧制御ごとにブラシの色とHSVジッターエフェクトを個別に操作できるようになり、カスタムブラシチップにより画像のカラーを完全に管理することができます。

新しいベイクポイントフィルターは、Mariのプロシージャル能力を完全に解き放ち、クリエイティブな潜在能力を引き出してくれます。Mariのコアテクノロジーがさらに最適化され、改良されたフラット化エンジンによりベイク時間を最大50%短縮することができます。待ち時間が短くなった分、創造的な作業に集中できます。

Mari 5.0 主要な新機能

パイプライン

USDプレビュールックエクスポートによりパイプラインの不和を削減

Mari 5.0は、Mariで開発されたアセット向けのUSDプレビュールックを作成するワークフローを実装しているため、Foundry社独自のKatanaのようなHydraによるビューポート搭載のDCCのプレビュールックを簡単に作成することができます。これにより、ルックデベロップメントチームとライティングチームがより緊密になり、アーティストはパイプラインの早い段階で、プロダクションルックと同時にプレビュールックを開発することができます。

VFXリファレンスプラットフォーム CY2020

VFXリファレンスプラットフォームとの連携を図る継続的な取り組みとして、Mariのサードパーティライブラリを、VFXリファレンスプラットフォーム CY2020で指定されたものと一致するようにアップグレードしたため、VFXベンダーはMariで動作するインハウスソフトウェアをより簡単に構築することができます。MariのOCIOは、CY2021仕様2.0に準拠するようになり、アーティストやスタジオはOCIOv2構成ファイルを使用できるようになりました。


パフォーマンス

フラット化のベイク時間を最大50%短縮

WETAデジタル社との継続的なコラボレーションを通じて、Mariのコアテクノロジーを大幅に最適化することができました。Mari 5.0では、プロシージャルレイヤーをペイントに変換したり、ノードネットワークをベイクポイントにフラット化したり、または単にペイントをレイヤーに確定したりする際に、シェーダーのフラット化が高速になります。フラット化エンジンの一部としてのMariのGPUとCPUは、同時に実行されることが多くなり、一部のシナリオではフラット化のベイク時間が最大50%短縮されます。その結果、待ち時間が少なくなり創造性が向上します。


ペイント

新しく改善されたBrush Color Dynamics(ブラシカラーダイナミクス)

ブラシ設定の新しい動的カラーコントロールを導入したことで、ブラシストロークにより、これまでに例がないほど優れたクリエイティブコントロールを体験することができます。 ブラシストローク内にある複数のスプラットの各ブラシチップカラーを変更するか、各ブラシストローク間で変更します。これは、要望の多かった色相/彩度/値ブラシのジッター機能など、さまざまなエフェクトにより実現することができます。これには、各エフェクトの範囲をまとめて、または個別に正確に調整する機能が含まれます。 これらの改善を組み合わせることで、これまで以上にスタイリッシュなブラシストロークを作成することができます。

ブラシチップの改善

Mari 5.0の強化されたブラシエンジンは、アーティスティックな自由度を大幅に高めてくれます。 ブラシチップのアルファを、画像ファイルのRed、Green、Blue、Alpha、またはLuminance(輝度)チャンネルから生成するかどうかを指定できるようになりました。これにより、アーティストはカスタムブラシチップの生成方法を完全にコントロールできます。さらに、色空間コントロールを含む、画像ファイルのRGBAフルカラーデータを利用する機能がMari 5.0に追加され、アーティストが初めて単色ではなくフルカラーデカールをペイントできるようになりました。


プロシージャリズム

ベイクポイントフィルターによるプロシージャル機能の向上

ベイクポイントにより、アーティストは複雑なグラフネットワークを画像セットにフラット化できるため、パフォーマンスが向上します。Mari 5.0では、完全に非破壊的なワークフローの一部として、MariのNodeGraphですべてベイク処理されたデータに、Gaussian Blurのようなフィルターを適用することができます。これにより、Mariでこれまで以上に高いレベルのプロシージャリズムを実現できます。

5つの新しいグラデーションプロシージャルパターン

Mari 5.0 では、レイヤーおよびノード向けに、Camera/Object Distant Gradient、Camera/Object Facing GradientおよびTwo Point Gradientの5種類の新しいプロシージャルパターンが導入され、プロジェクトシーンでプロジェクタやロケータを使用して、柔軟でエリア主導のプロシージャルマスクを作成することができます。このような新しいプロシージャルは、モデルまたはUVが制作の後半で変更された場合に、手作業でグラデーションを再描画するという面倒な作業を軽減してくれます。

ノードグラフを整理できる新しいグリッドスナップ

アーティストのQOLを向上させる開発計画の一つとして、Mari 5.0のノードグラフにグリッドスナップが追加され、グリッドセルの高さと幅を自由に微調整できるようになりました。ノードをグリッドでインラインにスナップできるようになったため、これまで乱雑でわかりにくかったノードグラフネットワークが使いやすくなりました。