MARIは、大規模なプロジェクトに対応できる創造的なテクスチャペイティングツールです。MARIが最初に導入されたきっかけは、Weta Digital社で、「第9地区」、「ラブリー・ボーン」、「アバター」のようなプロジェクトに携わったテクスチャ制作部門の要求を満たす、大規模で複雑な、高精細ルック・デベロップメントに対応できるように開発されました。
MARIには、多くの2Dペイント系 ソフトウエアでは到達しえない創造的なツールセットを搭載しており、アーティストがペイント作業に専念することが可能です。MARIのインターフェースは 非常に反応が良く、軽快にペイント作業が進められます。3Dモデルに直接ペイントし、その結果をその場ですぐに確認することができます。また、制作時間を短縮し、今まで不可能とされていたテクスチャ制作を可能にします。
MARI について
スピード
作業結果をすぐに確認できることで時間と経費を節約します。ペイント、レンダリング、評価、またその繰り返しという従来の作業サイクルから決別します。モデル全体のテクスチャを同時に読込み、モデルを部分的に分割する必要は有りません。
ペイント
アーティストの要求を満たす比類のないペイントツールセットを搭載し、過酷な制作現場からの要請を受けて洗練されたペイントブラッシュエンジンにより、MARIはアーティストをどんな拘束からも解放し、モデルに対して自然にペイント作業を行うことが可能です。
コンテキスト
VFXの作業において、その場の状況がすべてです。モデルが移動している間、複数の角度から、そして背景のプレートに合わせた各方向の様子は非常に重要になります。そのためMARIでは、アーティストにモデルの前後関係を表示し、その正確な場所をペイントすることができます。
アニメーション
テクスチャのチャンネルは時間の経過で変化しなければなりません。それは初々しい少女でも、キズだらけでデコボコの甲胄であっても、アニメーションのテクスチャはモデルをリアルに見せるのに重要な要素となります。MARIはテクスチャチャンネルのアニメーションとフレームごとのペイントを可能にします。
ワークフロー
複雑なワークフローの中に効率的な統合は、良い製品を強力なツールへと変化させます。MARIは、UI、ジオメトリ、カメラ、シェーディングにオープンで拡張可能な手法を採用しています。カラーマネージメント、ライト、そしてテクスチャの変更を可能にし、受け渡しはバックグラウンドで行われます。
ユーザーインターフェース
明快で直感的なユーザーインターフェースを採用しているので、アーティストは重要な部分に集中することが出来ます。ユーザーが設定可能なツールシェルフにより作業空間を効率的に整理し、カスタマイズ可能なリアルタイム3Dシェーダーから作業結果が確認できます。