HIEROとはVFXプロジェクト管理、コンフォーミング、レビューを手軽に。 HIEROは、共同作業によるVFXワークフローのためのデスクトップ アプリケーションです。編集決定項目リストをコンフォーミング(編集作業の再構成)して、VFXカットをアーティストごとに割り当てることができるスクリプトによるカスタマイズが可能なタイムライン ツールです。HIEROをプロダクション制作フローで使用することによって、制作の進捗状況を編集環境の中で確認できる上、フィニッシング システムのタイムライン管理作業から解放され、アーティストは、よりクリエイティブな制作に専念することができます。 HIEROはそのままNUKEと連携できるように開発されており、それ以外に現在使用しているアプリケーションと連携させる為にスクリプトを使ってカスタマイズすることができます。 HIEROは、オープンアーキテクチャーを採用しており、Pythonプログラミング言語によってスクリプティングが可能なため、柔軟にあらゆるVFXパイプラインに適用可能な編集ツールとなっています。 HIEROが提供する機能
HIEROは、ユーザー待望のVFXワークフロー ツールです。HIEROでは、日々行われている複雑な手作業を最小に抑え、生産性を最大限に引き出すことが出来ます。 ■ 生産力の向上 HIEROの導入によって、制作会社ではより多くの仕事を仕上げることが可能になります。VFXの多いカットシーンを簡単にフィニッシング システムからNUKEに移動させ、それから編集環境の中でVFXカットの結果としてレビューを行い、バージョンを管理します。 フィニッシング システムを本来の用途(注:フィニッシング)で使えます。再コンフォーミングしたタイムラインをフィニッシング システムに取り込んで、ご使用のツールでカットシーンを仕上げます。 ■ より効率的な作業 使いやすいカット分配、レビュー、そしてカットシーン管理の機能により、VFXチームに素材を提供するための手仕事を大幅に削減することが出来ます。 SAN/NASストレージ上でカットシーンとNUKEスクリプトを手軽に追跡して管理することができ、ディスク使用量の削減にも繋がります。 カット配分、作業結果の管理を簡単に行うためにカットシーンごとのNUKEスクリプトを生成します。コン フォーミングのために開発されたツールでコンフォーミングが行えます。HIERO独自のセッション全体のスプレッドシート ビュー表示(session-wide spreadsheet view)を使って、複数のカットが交差してよく起こる問題を容易に修正します。 ■ 柔軟なカスタマイズ HIEROは、オープンなプラットフォームとして、テンプレート化と業界標準のスクリプティングに対応することにより、各パイプラインに対してカスタマイズして組み込むことができます。 ■ 独自の制作方法で HIEROはタイムラインを好みの形式で提供します。完成したVFXフッテージ、元素材、フッテージのカット割り、トランスコードしたフッテージなどの素材の組み合わせを参照するEDL/XMLファイルを書出すことができます。 スタジオの設備構成に合わせて、カットごとのアセットをコピー、もしくはシムリンクでアセットを参照することもできます。 |