RizomUV Virtual Spaces は、ゲーム・VFX・アニメーションをはじめとするデジタル制作向けに設計されたUV マッピングソフトウェアです。 高精度かつ高速な UV 展開・パッキング機能を備え、インディー開発者から大手スタジオまで幅広いユーザーに利用されています。継続的な改良とコミュニティフィードバックによって進化し、ビジュアル制作ワークフローを効率化する強力な UV ソリューションを提供します。
最新の RizomUV 2025 では、待望の GPU パッキング を中心に多数の機能が強化され、整列・管理・設定保存など日常作業の効率を大幅に向上させるアップデートが盛り込まれています。
Virtual Spaces が適しているワークフロー
主な特長
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高速かつ高精度の GPU パッキング(新機能)
RizomUV 2025 の最大の新要素は、ゼロから再設計された GPU パッキングシステム(Windows・CUDA 対応)。
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従来比 3〜4 倍の高速化
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タイルカバレッジは 平均 2〜4% 改善
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複雑・凹型アイランドでも高精度
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50 万以上のアイランドを 1 タイルに 1 分未満でパック可能(最新 GPU 使用時)
これまで課題となっていた オーバーラップ問題の大幅解消 を主目的とした堅牢なアルゴリズムを採用しています。
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パッキング計画セレクター(4 モード)
CPU/GPU 共通で使用可能な新しいパッキング指針として、以下の 4 モードを搭載
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Efficient(効率優先)
高速反復やプレビュー向け。RTX 4070 Laptop GPU で 27 万アイランドを 1 分以内にパック可能。
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Padding Perfect(パディング重視)
ピクセル単位でのパディング確保が重要な場合に最適。
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Pixel Aligned(ピクセル揃え)
バウンディングボックスをピクセルグリッドに揃え、補間アーティファクトを軽減。
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Pixel Art(ピクセルアート)
ピクセルグリッドに合わせてアイランドをスケーリング・配置する、ピクセルアートスタイル向けの特殊モードです。
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3D 方向に基づく UV 整列(Align UV to 3D)
全面刷新された整列アルゴリズムにより、より意味のある方向で UV アイランドを整列可能。
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ノイズを除外し、形状が全体として向いている「メインの方向」を正しく認識
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±U / ±V の方向指定
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不適切な軸の場合も結果が安定する カスタムフォールバック軸
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トリムシート機能にも適用され、整列精度が向上
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アイランドグループをタイルに自動パック(UDIM対応)
UDIM/マルチタイルワークフローに最適化。
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One-to-One:グループを専用タイルへ自動配置
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Mixed:複数グループをアクティブタイルに混在
大規模アセットの整理・管理がより容易になります。大規模アセットの整理・管理がより容易になります。
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シーンアウトライナー
多くのリクエストを受けて、ついに シーンアウトライナー を搭載。
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階層表示
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表示/非表示切り替え
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アイソレーション(単独表示)
複雑なシーンの管理効率が大幅に向上します。
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全設定の保存(Save Defaults for All Settings)
UI 設定・モデルプロパティ・パッキング設定などを デフォルトとして保存 できるように。
次回起動時に自動適用されるため、作業環境を常に一定に保てます。
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プリミティブ選択変換(Primitive Selection Conversion)
頂点・エッジ・ポリゴンの選択モードを簡単に変換可能
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Fill:領域全体を選択
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Border:境界のみ選択
ショートカットや UI 操作で柔軟に切り替えできます。
動作環境(RizomUV 2025 共通)
Windows
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OS:Windows 10 / 11(64 ビット)
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最低:4 GB RAM、2 GB VRAM、DirectX 11、1920×1080 モニター
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推奨:16 GB RAM、4 GB VRAM
macOS
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OS:macOS Big Sur 11 以降
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最低:8 GB RAM、2 GB VRAM
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推奨:16 GB RAM、8 GB VRAM
Linux
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対応ディストリビューション:Red Hat Enterprise Linux 8.6 以降
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最低:8 GB RAM、4 GB VRAM
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推奨:32 GB RAM、16 GB VRAM
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インストール時は、実行ファイルに対して「 chmod +x 」で実行権限を付与する必要があります。