3DCoat 2021 主要機能

UIの変更


1. UIを大幅に修正しました。

スクリプト経由で、または手動での追加によりUIを全面的にカスタマイズしました。独自のCustom RoomやWorkspaceを作成する際に、簡略化された機能または完全な機能での動作が有効になりました。

2.すべてのレイヤーを色付け

オブジェクトツリーウィンドウで、オブジェクトやオブジェクトのグループにカラーを割り当てることができます。この機能により、オブジェクトの場所をすばやく見つけることができます。特に多数のオブジェクトを使用している場合に役立ちます。

3.すべてのレイヤーをグループ化

ボタン1つで選択したオブジェクトをグループ化することができます。

4.ギズモを使わないトランスフォーム

ギズモのないトランスフォームで、オブジェクトの移動、スケール、回転が高速に実行できるようになりました。

5.ナビゲーションパネルのアップデート

新しい挙動です。新しいカメラスナッピングモードを追加しました。

6.独自のRoomを作成して追加できるようになりました。

新しいRoomの追加

標準的なローポリモデリングツールセットを備えた新しいModeling Roomを追加しました。

SplinesおよびJoints機能を使用できる新しいKitbash Roomを追加しました。

スカルプトオブジェクト向けの新しいFactures Room

スカルプト機能の変更

1.高機能のブラシエンジンを追加

ブラシ向けの多数のモディファイアの追加により、ブラシを全面的にカスタマイズすることができます。

2.アンダーカットおよびモールディングツールを(特別なExtra Moduleで)大幅に改善

3.写真からBump Mapを抽出

4.NodeエディタによりSculptオブジェクト向けのプロシージャルシェーダを作成

5.Nodeエディタから、プロシージャルメッシュデフォーマやマテリアルをベイク

6.画面スペースのサイズに細分化

7.SculptルームでRetopoオブジェクトを表示

リファレンスが必要なときに役立ちます。Sculptルームで、Paint2D、SphereまたはSnakeツール向けのリトポメッシュを使用します。ポリゴンメッシュを表示するボタンをSculptルームに追加しました。

リファレンスとして使用する場合に便利です。

8.GPUにより、ステンシルおよびテクスチャパターン(スカルプト、テクスチャリング)の調整が速くなりました。

9.Cloth Simulation Toolの改善

リトポロジーの変更

1.カーブツールセットの使用をベースにした高性能のRetopo機能

リトポロジーが大幅に高速化しました。

2.Retopoルームに表示モードを追加

Wireframe、UV seams、Sharp Edges, Colored UV islands およびSmoothed lookなどの表示スタイルを選択できるようになりました。

3.新しい2Dプリミティブ

ModelingおよびRetopoルーム向けに2Dプリミティブを作成する新しいツールを追加しました。

レンダリングの変更

1.Renderルームでの画面スペースの反映およびグローバルイルミネーション

2.ノードからのプロシージャル環境

3.ノードによるポストプロセスレンダリング

テクスチャリングの変更

1.ペイントレイヤーを2倍速で切り替えできるようになり(まだCPUベースの段階ですが、GPUバージョンもまもなく完成します)、モデルのブラッシング処理が速くなりました。バージョン4.9.xxでは7~8秒でしたが、8Kモデルで3~4秒になりました。

2.FPSが低下しても、ペイント/スカルプト軌跡を正確に処理することができます。軌跡はマウスやペンの動きに完全に一致します。SculptおよびPaintのどちらのルームでも機能します。

3.GPUにより、ステンシルおよびテクスチャパターン(スカルプト、テクスチャリング)の調整が速くなりました。:

新しいKitbash Room

Jointsという新しいツールを追加しました。これはいろいろなパーツのセットで、‘lego’のように各パーツを装着したり、リンクさせたりすることができます。

Splinesの新しいライブラリを追加しました。Splinesは、フレキシブルなオブジェクトのセットで、CurvesやSnakeツールを使って引き伸ばすことができます。

新しいModeling Room

新しい枠組みを導入しました。ベースのフォームはFast Low-polyモデリングで開始し、SubdivisionでSculpt Meshを作成して、Sculptルームでディテールを追加します。

ポリメッシュからSubdivisionでSculpt Meshを作成します。

1.スパインツール

軸を中心に面を回転させてワイヤを作成したり、スプラインに沿ってワイヤを押し出すことができます。

2.高性能の押し出し
ギズモを使わずに回転とスケールで空間に面を押し出します。

3.ギズモを使わない移動、回転、スケール
ギズモを使わずにアフィン変換(移動、回転、スケール)を行います。

4.スイープサーフェス
プロファイルとガイドでサーフェスモデリングを行います。

5.回転によるサーフェス
軸を中心にプロファイルを回転させ、サーフェスを作成します。曲がった軸でも使用することができます。

6.多面体
回転によりサーフェスに面を作成します。

7.プロファイル
ガイドラインに沿っていくつかのプロファイルタイプをモデリングします。

8.スイープサーフェス 2
プロファイルおよび2~3個のガイドでサーフェスを作成します。

9.ロフトサーフェス

N本のスプラインでサーフェスを作成します。

10.N個のジェネレータによるスイープサーフェス
N個のプロファイルおよび2個のガイドでサーフェスを作成します。

11.サーフェスパッチ
サーフェスの境界となるスプラインでサーフェスを作成します。

12.2つのビューによるサーフェス
サイドビューおよびトップビューでサーフェスをモデリングします。

13.N個のセグメントにベベルを実行

14.エッジの分割

15.頂点の接合

16.頂点の整列

17.個別モードの挿入

18.面の突き出し

19.頂点にベベルを実行

20.ブリッジ

21.ナイフ - ポリゴンカットアウト

22.新しい2Dプリミティブ

ModelingおよびRetopoルーム向けに2Dプリミティブを作成する新しいツールを追加しました。

新しいカーブツールセット

3Dカーブのツールセットが充実しました。ホットキー‘Q’ですぐにカーブにアクセスすることができます。

スクリプトの変更

1.Primitivesツールでのスクリプトの記録
Primitivesツール
、SculptおよびRetopoルームで、スクリプトのコマンドジェネレータを追加しました。スクリプトファイルにアクションを保存しておき、スクリプトでプリミティブパラメータを変更し、再度実行することができます。

2.Modeling/Retopoプリミティブ向けの新しいスクリプトクラス。スクリプト経由でのModeling/Retopoプリミティブのサポートを追加しました。スクリプトのインターフェースを使用することによりModeling/Retopoプリミティブを作成したり、プリミティブパラメータを制御したりできます。また、Retopoシーンからプリミティブを追加・削除することができます。

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