Responsive image

Houdini 19.5 Fracture Seminar

今回のセミナーでは、Houdiniを使用した破砕表現について解説を行います。破砕にも様々なアニメーションパターンがありますが、今回は中心から同心円状に広がる破砕の再現を試みます。比較的広範囲に渡るため、いきなり破片を細かく割るのではなく、大きな破片から小さな破片を少しずつ作り出します。処理負荷を抑えるためのノードの組み方についても解説していきます。今回はFractureに焦点を当てますが、その他2次シミュレーションや稲妻もシーン内に含まれるので、最後に簡単に紹介いたします。

※画像は作成途中のものです。

※今回はシミュレーションで使用する破片のセットアップと破砕シミュレーションを中心に解説します。稲妻と煙につきましては、最後の章で簡単に紹介いたします。

セミナータイトル Houdini 19.5 Fracture Seminar
開催日時 2023年8月31日 (木) 14:00~17:00 (3時間 途中休憩あり) ※終了しました
対象 Houdini を使用した破砕表現のワークフローについて学びたい方
使用ソフト Houdini19.5.682
内容
1. 地面の準備

最終的にシミュレーションを用いて地面にひびが入る動きを再現するために、シミュレーションを実行する範囲を決めておく必要があります。ここでは、HeightFieldツールを使用して地面を簡単にモデリングします。

  • 地面の作成
  • マスクを使用したシミュレーション範囲の定義
2. 破片を作る

基本は1枚の地面を複数枚の切断用サーフェスを使用して細かくするBoolean Fractureの機能を使用していきます。そのまま細かくしてしまうと、リソースを消費し重たくなってしまうので、まず大きな破片を作り、そこから複数の切断面を組み合わせて少しずつ細かく分割していきます。

  • Boolean Fracture
  • 様々な切断用サーフェスの作成
  • For-EacheブロックとCompile
3. Debrisの作成

細かな破片を作ります。これは破片とは異なり、形状を維持した状態でRBDシミュレーションに渡します。

  • Compile Block
  • Debriのコピー配置
4. RBDシミュレーション

破砕のシミュレーションを行います。事前に分割した破片だけでなく、Debriも読み込み、シミュレーションが実行されるタイミングを制御します。

  • DOPシミュレーション
  • Forceを用いた破片の動きの制御
5. その他のエレメント

最後にシミュレーションによって動かしている破片と静止オブジェクトを違和感なく組み合わせるように調整します。また衝撃波や稲妻についても簡単に紹介します。

6. 質疑応答
会場 Zoom ウェビナー (オンライン)
受講料 無料
お申込方法 以下「お申込みはこちら」のリンク先、Zoom ウェビナーページよりお申込みください。
主催
協賛
Houdini について
Houdiniは、優れたパフォーマンスと飛躍的で使いやすい新機能を併せ持ち、あらゆるCGプロフェッショナルに、パワフルで使いやすい3Dアニ メーションのユーザエクスペリエンスを提供します。CG業界のUI標準に合わせて設計された新しいユーザインターフェースにより、制作時間を大幅に削減し、プロダクションパイプラインの柔軟性を高めるパフォーマンスを享受することができます。
>> 製品詳細はこちら