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HoudiniによるPosition-based Dynamics セミナー

Houdiniセミナー「HoudiniによるPosition-based Dynamics セミナー」 を開催致します。 当日は、東京工科大学メディア学部 教授の菊池 司 様より、様々な映像分野における弾性体や剛体シミュレーションで用いられる「Position-based Dynamics」について、その発展手法であるXPBDを用いた大学での研究事例を踏まえてご紹介頂きます。

XPBDを使用した研究の概要

文献: Xiaobo Gan, Tomoya Ito, Tsukasa Kikuchi :”Procedural Animation of Freshly Cooked Rice Based on Water Content-Aware XPBD and CDRF Shader”, American Journal of Computer Science and Technology, 2021,4(1), 19-27

このRnDでは、コンピュータグラフィックスアニメーションを使用して、炊きたてのご飯を再現する方法を提案します。米粒の粗い解像度のポリゴンモデルに基づいて、多孔質構造を考慮したさまざまな形状の米粒モデルを作成します。次に、調理したての米粒をXPBD(eXtended Position-Based Dynamics)に転送し、制約条件を追加して骨材をシミュレートします。最後に、サブサーフェススキャタリング(SSS)も含水量を考慮に入れるため、曲率依存反射率関数(CDRF)に使用できます。提案手法では、炊きたてのご飯にたくさんの米粒を入れ、おにぎりや寿司飯などをリアルに表現します。

セミナータイトル HoudiniによるPosition-based Dynamics セミナー
開催日時 11月29日(月) 13:00~15:30 (休憩、質疑応答込み)
対象者 初学者から上級者まで
内容
  1. PBD入門

    剛体、弾性体、クロスシミュレーションなどにおいて活用される機会の多い手法、Position-based Dynamics(PBD)のコアアルゴリズムについて、簡潔にご説明します。

  2. XPBDへの拡張

    PBDはその手法のシンプルさと堅牢性を備えていましたが、一方で広く知られるシミュレーションのタイムステップと、反復回数によって剛性値(stiffness)が変化するという問題を抱えています。これを改善した手法がExtended Position-based Dynamics(XPBD)と呼ばれる計算手法です。


    図2. 米粒のXPBDシミュレーションの様子

    図3. 米粒のXPBDシミュレーションタイムラプス
  3. 論文紹介

    関連論文を数本紹介予定

ゲストスピーカー

菊池 司 様
東京工科大学メディア学部 教授

  • 1999年3月 岩手大学大学院工学研究科電子情報工学専攻博士後期課程 修了
  • 博士(工学),学位論文「雲のビジュアルシミュレーション法の開発に 関する研究」
  • 2018年4月 東京工科大学メディア学部 教授 2019年4月 東京工科大学大学院 バイオ・情報メディア研究科 メディアサイエンス専攻長
  • CGによるプロシージャルアニメーション,ビジュアルシミュレーション, およびコンテンツデザインに関する研究に従事.
  • ACM SIGGRAPH,情報処理学会,画像電子学会,芸術科学会, 日本デザイン学会各会員.
会場 Zoom ウェビナー (オンライン)
受講料 無料
お申込方法

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Houdini について
Houdiniは、優れたパフォーマンスと飛躍的で使いやすい新機能を併せ持ち、あらゆるCGプロフェッショナルに、パワフルで使いやすい3Dアニ メーションのユーザエクスペリエンスを提供します。CG業界のUI標準に合わせて設計された新しいユーザインターフェースにより、制作時間を大幅に削減し、プロダクションパイプラインの柔軟性を高めるパフォーマンスを享受することができます。
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