Foundry社 商用製品マネージャー Christy Anzelmo

今回のリリースには、Nuke® ファミリー全般にわたってアーティストの日々の作業を向上させるような更新が含まれているため、アーティストにとってテクニカルな管理にあまり時間を掛けることなく、より多くの時間をクリエイティブな制作に充てることができるようになります。

 

Nuke 11 新機能

Live Groups:新しい共同ワークフロー

この新しいタイプのグループノードは、アーティスト間で作業を共有するためにパワフルで新しい共同ワークフローを導入します。Live Groupは、途中の段階でレンダリングする必要なく、他のスクリプトで参照可能な外部スクリプトを作成します。他のアーティストのためにパラメータを表示させ、親のLive Groupを変更せずに調整することができます。Live Groupは、スクリプトが読み込まれる時に自動的に更新するため、アーティストは容易にショットやプロジェクトの異なるセクションを同時に作業することができます。

Nuke: 効率性の改善とその他

Nuke StudioのFrame Serverのバックグラウンドレンダリング機能がNukeおよびNukeXでも使用できるようになり、ユーザーはUIでの作業を継続しつつ、バックグラウンドでレンダリングを行うためにローカルマシン上のリソースを使うことができます。改良されたDenoiseは、複数の平行な線がある領域のノイズを除去するときにブラーを減らすというように、素晴らしいディテールを保持しつつより正確な結果を生成できるようになりました。また、チュートリアルと制作事例とともに、一般的なセットアップおよびパーティクル用にノードツールセットが拡張され、新しいNukeのユーザーがより素早く準備できるようになります。

NukeX: 新しいLens Distortionとその他

LensDistortionノードが完全に改良され、より多彩なレンズディストーションのツールセットにより、ユーザーはより広範囲のレンズをより良い結果で解析できます。今回の更新には、複数のフレームを参照できる機能、魚眼および広角レンズのサポート、他のレンズ評価パッケージからのデータのインポートの改良、GPUアクセラレーションが含まれています。パワフルなSmart Vectorツールセットは、レンダーファームまたはFrame Serverを使用してベクターを生成する機能や、小さな歪みにブラーをかけるオプションが更新され、ツールセットはフレームのより長い範囲でより高速かつより効率的になります。

Nuke Studio: より複雑な作業

Nuke Studioは、フッテージ、ソフトエフェクト、トラックブレンディングを含むシーケンスの一部または全てをよりスムーズに再生するためにキャッシュ化する、新しいGPUアクセラレートディスクキャッシングが搭載されました。よりスペックの高くないマシン上で作業を行っているユーザーや、全てをローカライズすることを望まないが、RAMキャッシュには大きすぎるタイムラインで作業しているユーザーに最適です。インポートしたAAFファイルからのノンリニアなリタイムは、Nuke StudioおよびHieroでは自動的にソフトエフェクトとして再生されるようになったので、ユーザーは手動でこれを再設定する必要はありません。

パイプライン & 業界標準への更新

Nukeファミリーは、他のソフトウェアパッケージ間の非互換性を解消するための業界基準ガイドラインVFX Reference Platform 2017へと更新されました。これは、Nukeを常に最新の状態に保ち、VFXパイプラインへの容易な統合を可能にする、非常に重要な部分です。これらの更新には、Python、PysideおよびQtを含むNuke内部で使用される幾つかの重要なライブラリが含まれています。コアとなるコンポーネントの更新に加え、様々なサードパーティのライブラリやARRIやRED向けのカメラ形式のSDKもアップグレードしました。

AMD GPUサポートの拡張

NukeのOpenCLサポートが、WindowsおよびLinux OSへ拡張されました。その結果、特定のAMD GPUがNukeと互換性を持つようになり、ユーザーが使用するハードウェアに対してより多くの選択肢を与えられます。詳細は、Tech Specsページ(英語)をご確認下さい。

Nuke Studio認定ハードウェア

HP Z840システムおよびNVIDIA P6000を基本構成として、Nuke 11.0と互換性のあるNuke Studio用の新しい認定プラットフォームがあります。このシステムは、安定したドライブスピードの確保とNuke Studioをを最大限に引き出すために最適化されたハードウエア構成を記載しています。詳細は、Tech Specsページ(英語)をご確認下さい。