スカルプトモデリングツール
3D-Coat は、3D のアイデアをデジタル粘土のブロックから実現する、プロダクション品質の全体をテクスチャリングされた有機物およびハードサーフェースモデルに必要な全てのツールを含むアプリケーションです。
3D-Coat
簡単なテクスチャリングとPBR
- マイクロバーテックス, ピクセル、Ptexペイント法
- HDRLを使用したリアルタイム物理ベースレンダリングのビューポート
- 簡単な設定オプションを持つスマートマテリアル
- 複数のペイントレイヤ。代表的なブレンドモードとレイヤグループ
- Photoshopとの密接な相互作用
- 16k までのテクスチャサイズ
- アンビエントオクルージョンと曲率マップの高速生成
- ペイント作業に必要なあらゆるツールセット、などなど…
デジタルスカルプティング
ボクセル(ボリューメトリック)スカルプティングの大きな機能:
- トポロジに制限なし。粘土のような彫刻
- 複雑なブール演算。ファストキットバッシングワークフロー
伝統的なスカルプティングによる、以下の強力な技術の提供:
- 適応的ダイナミック・テッセレーション(Live Clay)
- 多数の高速で流動的なスカルプティングブラシ
- 鋭いエッジのブール演算
3Dプリンティング用の出力ウィザード。
究極のリトポツール
- ユーザ定義のエッジループを持つオートリトポ(AUTOPO)
- 高速かつ使いやすい手動リトポツール
- リトポのための参照メッシュの読み込み
- リトポメッシュとして低解像度のメッシュの使用
- 管理性向上のためのカラーパレットを持つリトポグループ
- 詳細なベイク設定ダイアログ
- そのほか…
高速でフレンドリなUVマッピング
- UVセットを作成編集するためのプロのツールセット
- 固有のグローバルユニフォーム(GU)展開アルゴリズム
- 複数のUVセットのサポートと管理
- ABF、LSCM とPlanarの展開アルゴリズムのサポート
- UVアイランド個別の調整
- 高速で簡単、使って楽しい
3Dプリント
3DC-printing(3D-Coat for 3d printing からの略名称)は、できるだけ簡単に 3D プリントのためのモデルを作成するという目標のためのコンパクトなソフトウェアです。ボクセルスカルプトテクノロジーによって、技術的知識をされほど必要とすることなく、現実世界で可能なあらゆることを行うことができます。単純な基礎形状から始めて、あなたが必要なより複雑な形状まで進むことができます。
このエディションの キー機能 :
- スッキリとして簡潔な UI。 簡単で直感的、モデリングのみの機能。
- クイックスタートビデオ集。 すぐにアセットの制作が始められるよう、短くて簡単な講習ビデオ。
- カスタマイズ可能なプリント領域。 その容積を超過しないよう 3D プリンタの領域サイズを設定。
- 専用の出力ウィザード。.熱溶解積層法の 3D プリンタで起こりうる様々な問題の防止。
重要! 3D プリンタで加工中、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン)の加熱により、アクリロニトリル、ブタジエンとスチレンの有毒な煙霧が発生します。EPA(米国環境保護局)はブタジエンを人に対する発がん性物質に分類しています。アクリロニトリルとスチレンはともに毒性があり、人に対する発がん性がある可能性があります。EPA はアクリロニトリルを人に対する発がん性のある物質として分類しました。3D プリンティングでの ABS の使用が危険であるのはこれが理由です。このことから、トウモロコシやブドウ糖から生成されたバイオプラスチック PLA の使用を、私たちは推奨しています。
3D プリントされたアセットを用意するための一般的な方法: モデリング - プリント出力 - 利用
とても簡単な、たとえば固形のラクダ像をモデリングし出力した例。
あるいは、お気に入りのアリ育成用の人工巣のような、より複雑なものを出力した例
専用の出力ウィザードにより、プリントされたアセットの特定の問題を解決できます。
物理ベースレンダリング
次世代のゲームレベル
3D-Coat は、新しい業界標準、次世代のゲームエンジン機能 = 物理ベースレンダリングを完全にサポートしています!
一回のブラシストロークだけで、複雑で写実的なマテリアルをモデルに塗り潰すことができるのは素晴らしい!
このセクションでは、物理ベースレンダリングとは何かを解説します。
物理ベースレンダリングって何?
物体のいくつかの物理的性質を考慮してレンダリングを行います。このようなアプローチによって現実世界のような材質感を実現します。
身の回りのものをどのよう見ているの?
物体の表面で反射した光線が私たちの目に入ることによって、私たちはそのものを見ることができます。光線の一部は表面で錯乱され、いわゆる拡散効果(Diffuse)となり、他の一部は表面の法線に相関した反対側の角度で跳ね返えっていき、反射(Reflection)またはいわゆる鏡面反射(Specular)となります。
金属と非金属(絶縁体)では、光の反射と散乱が異なります。アルベド、エネルギー保存、フレネル効果や複雑な起伏構造も表面の外観に影響を与えます。
金属と絶縁体の違いって?
絶縁体 は、強い拡散散乱と弱い鏡面反射がある材料です(プラスチック、織物、木材、コンクリート、塗料など)。拡散散乱によって赤いプラスチックは赤く見えます。また反射によって表面にハイライトを確認することができます。
金属 (鋼、鉄、金、銅、青銅、銀など)は拡散散乱がなく(拡散が常に黒)、色の付いた顕著な反射がある材質です。銅は黒い拡散と強い赤色の反射があります。金は黒い拡散と明るい黄色の反射があります。銀は黒い拡散と真白な反射があります。
アルベドとは?
反射光と散乱光のエネルギー量です。おおまかに言うと、絶縁体か金属かにかかわらず、私たちが見る材質表面の色のことと言えます。絶縁体のアルベドと拡散の色は一致しますが、金属はそうではありません。すべての金属は黒い拡散となりますが、反射によってそれを黒と認識できません。たとえば金は、その拡散色としての黒ではなく黄色に見えます。このことから、アーティストにとってアルベドはより便利に使えるのです。
エネルギー保存とは?
簡単に言うと、反射の強度が高いほど拡散散乱が低くなる、ということです。拡散と反射の強度の総和は物体表面に入射する光の強度を上回ることができないからです。
フレネル効果とは?
最も単純に説明する方法 - サーフェースへの光の入射角がより小さいと、より強い反射となる、ということです。自然界の全ての材質がこの効果を持ちます。興味深いことに全ての材質が 0°において 100% の光を反射しますが、複雑な表面構造のために反射が弱くなります。
材質の表面構造はどのように反射に影響する?
顕微鏡でのみ見えるような微細な起伏、小さな孔、くぼみや傷を持つ、事実上全ての物体表面で影響します。これにより、反射がボケて見える際に表面の粗さの効果が発生します。物体表面が完全に平滑で微細な起伏がなければ、反射像はくっきり見えるようになります。
アーティストはその全ての物理現象をどうすべき?
現在テクスチャリングはより簡単になりました!エネルギー保存則やフレネル効果はなんの干渉もなく動作します。アーティストに必要なのは3つのテクスチャだけです:
アルベド ― 表面の色のカラーテクスチャ
メタリック ― 黒いピクセルが絶縁体、白いピクセルが金属を表す白黒テクスチャ
粗さ ― ピクセルが明るいほど反射像がぼける白黒のテクスチャ