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2016年12月16日

The Foundry社より、Mari 3.2 がリリースされました!

foundry_headern_600.jpgmari32_bl600.png
Mari 3.2 がリリースされました。

The Foundry社はMARI 3.2のリリースを発表しました。手間のかかる作業を簡略化して素晴らしい作品制作に集中できるようにするための新機能および改善を搭載しています。

  • ユーザーからのフィードバックに耳を傾けた結果、今回のリリースでは、数多くの強化、ワークフローを高速化させる手助けとなる新機能の追加、重要なバグ修正を行いました。
  • Mari 3.2は、退屈なタスクの簡素化を目指して開発されたため、素晴らしいアート作品を素早く作成することに集中することができます。
  • Mari 3.2は、個人のアーティストであれ大規模スタジオのアーティストであれ、アーティストのニーズに焦点を当てました。

MARI 3.2 新機能と利点

Node_Graph_300px.jpg

ノードグラフ (機能強化)

ノードグラフの使いやすさを向上するため、Mariは今回のバージョンから Show Port List と呼ばれる左から右への操作に対応し、その他、ズームレベルに合わせたLOD (詳細レベル)や、ノードグラフ専用の変更可能なショートカットなどを追加しました。

 

【現状】
ノードグラフUIの最初のバージョンは、かなり基本的な機能でした。また、「左から右」のレイアウトに馴染みがあるユーザーにとって「上から下」のレイアウトを強制することは、アーティストが機能を使用する際に頭を切り替えなければなりませんでした。

【機能の利点】
ノードグラフのUX/UIに機能強化を施し、より使いやすく直感的にしました。最大の利点は「左から右」へのレイアウトの追加で、より多くの人がこのツールを使いたくなるでしょう。

【機能説明】
ノードグラフのバージョン2には使いやすさを向上させるための新機能が含まれます。新しい機能には次の項目が含まれます。左から右(LTR: left-to-right)のレイアウト、ズームLOD(ノードをズームインまたはズームアウトしたときの詳細レベル表示)、変更可能なノードグラフ専用のショートカット、など。

Mari32_NodeGraph_Vertical.pngMari 3.1までのノードグラフレイアウト
No Pot List (Vertical)
Mari32_NodeGraph_Horizontal.pngMari 3.2に新しく追加されたノードグラフレイアウト
Show Port List (Horizontal)

Bake_Point_Mesh_300.jpg

Bake Point ノード (新機能)

ノードグラフに上流の結果をテクスチャにベイクするための特別なノードとしてBake Pointノードを追加しました。

Bake Pointノードは上流の更新状態を追跡して、ベイクした結果が古くなっていないかを表示します。また、Bake Pointノードではベイクした結果に対するオプションを設定することができ、ユーザーが指定した場所にテクスチャをエクスポートすることも可能です。

 

【現状】
MARIのプロセスは95%をGPUで処理するため、アーティストは結果をベイクするためにGPUスペースを開放しなければならないという実質的な制約があります。現時点で、これは手動で行う必要があり、エラーを起こしやすい処理となります。

【機能の利点】
Bake Pointノードは自動的にベイクするポイントを設定できるため、これらの手順をアーティストが手動で行う手間を省きます。この自動化によって、アーティストは複雑なアセットに対してより効率的に作業することができます。

【機能説明】
上流の結果をテクスチャにベイクするためのノードとしてBake Pointノードをノードグラフ上に作成することができます。Bake Pointノードは上流の更新状態を追跡して、ベイクした結果が古くなっていないかを表示します。また、ベイクした結果の解像度や深度を設定したり、事前に指定した場所にテクスチャをエクスポートすることも可能です。

 Mari32_BakePointNode.png
Bake Pointノードとノードプロパティ

Openexr2_300.jpg

Open EXR 2.2 へのアップデート

MariはOpenEXR 2.2に対応しました。

 

【現状】
MariのOpenEXRライブラリがDreamWorks社の新しいLossy Compressionの対応を含む最新バージョン(OpenEXR 2.2)にアップデートされていない。

【機能の利点】
OpenEXRライブラリをDreamWorks社のLossy Compression形式に対応する最も新しいバージョンにアップデートしたことにより、パフォーマンスと最終のファイルサイズが改善され、ユーザーに満足いただけます。

【機能説明】
OpenEXRは幅広く業界の採用と支持を得たコンピュータイメージングアプリケーションで使用するために元々はIndustrial Light & Magic (ILM)社が開発したハイダイナミックレンジ(HDR)画像ファイル形式です。OpenEXRライブラリを最新バージョンOpenEXR 2.2にアップデートして、DreamWorks社のLossy Compressionに対応しました。ユーザーは次のことが行えます。

  • UIとPython APIの両方からEXRテクスチャ/画像を「DWAA」または「DWAB」オプションでエクスポート/保存ができます。
  • 「DWAA」または「DWAB」オプションでEXRテクスチャ/画像を読み込めます。

セッションスクリプト (機能強化)

Mariのセッションスクリプトを拡張し、ノードグラフ、グラフレイヤー、そしてその他のMariプロジェクト機能を保存または読み込めるようになりました。

 

【現状】
セッションスクリプト機能のバージョン1が特定機能(ノードグラフやグラフレイヤー)のインポート/エクスポートに対応していない。

【機能の利点】
セッションスクリプトを強化してノードグラフに完全対応したことにより、ユーザーはインポート/エクスポートオプションに対して完全なコントロールを得られます。

【機能説明】
セッションスクリプト機能を使用する時に何を保存または読み込みたいかを更にコントロールできるようになりました。セッションスクリプトは以下のことが行えます。

  • 再分割データと元のジオメトリに含まれる全てのデータの保存
  • カスタムで保存/読み込みの選択が可能なノードグラフデータの保存
  • 色管理情報と元のチャンネルに含まれる全てのデータの保存
Mari31_SessionScript.pngMari 3.1のExport Sessionダイアログ
Mari32_SessionScript.pngMari 3.2のExport Sessionダイアログ

connectedness_mesh_300.jpg

Connectedness Mesh Selection (新機能)

Smart Selectionに新しい Smart Type モードを追加しました。Connectedness Mesh Smart Type を使用することで、3Dビュー上で接続された面を選択できるようになりました。

 

【現状】
多くの場合、MARIに読み込まれた「オブジェクト」には複数の個別のポリゴンメッシュが含まれます。特にポリゴンメッシュのサブパーツなど、ペイントしたいモデルの部分を選択するのが難しいときがあります。

【機能の利点】
Connectedness Meshモードを有効にすると、3Dビューで単一の面をクリックするだけで接続されている全ての面を自動的に選択できます。これにより、孤立や非表示、ロック、マスク用に素早い選択を可能にします。

【機能説明】
Connected Mesh Selectionは、選択した面に接続されているモデル範囲を簡単に選択することが可能です。UVビューでその範囲を表示すると、現在のUVパッチの中で接続範囲全体が選択されていることがわかります。UVパッチの中に複数の異なる範囲が存在する場合は、クリックした範囲だけが選択されます。

Mari31_ConnectednessSmartTypeSelection.pngMari 3.1のSmart Type選択モード
Mari32_ConnectednessMeshSmartTypeSelection.pngMari 3.2のSmart Type選択モード

色空間の無効化 (機能強化)

MARI_FORCE_COLOR_MANAGEMENT の環境変数または Project Settings ダイアログでプロジェクトの色管理を無効化できるようになりました。

 

【現状】
一部のMARIアーティストは、色空間管理に対して技術的な知識を持ち合わせていないか、あるいは理解した上で完全にコントロールすることを望んでいました。MARI 3のバージョンから、色空間を無効化する処理は多くの手作業を必要とし、手間がかかるものでした。

【機能の利点】
Colorspace Disableは、色管理チャンネルのコントロールが行え、機能を無効化するための非常に簡単な方法を提供します。

【機能説明】
プロジェクト内でユーザーが簡単に色管理を有効/無効化できます。

Mari32_ColorManagement.png
Project Settingsダイアログ

均一なスケーリング (新機能)

Mariのロケーターは均一なスケーリングに対応しました。

 

【現状】
MARIのスケーリングは、均一化されていません。これまでは一度に一つの軸しかスケールできず、形状を歪めずにオブジェクト全体をスケールできませんでした。

【機能の利点】
移動ハンドルを使用して非常に素早く簡単にオブジェクトを均一にスケールできるようになりました。

【機能説明】
スケーリングの均一により、Transform Handleを使用してジオメトリオブジェクトを3軸全ての方向に均一にスケールできます。

Mari32_TranslateTool.png
Transform Handle

改善についてのすべての詳細につきましては、リリースノート(英語PDF)をご覧ください。

いますぐ Mari 3.2 をダウンロード

現在メンテナンスをご契約いただいているユーザーの方は、MARI 3.2 をご使用いただけます。

メンテナンス更新をご希望のお客様は、こちらまでご連絡ください。

それでは、Mari をお楽しみください!

 

Mari はThe Foundry Visionmongers Ltd の商標または登録商標です。
他のすべてのブランド名、製品名、および商標はそれぞれの所有者に帰属します。

Mari について

MARIは、大規模なプロジェクトに対応できる創造的なテクスチャペインティングツールです。MARIには、多くの2Dペイント系ソフトウエアでは到達しえない創造的なツールセットを搭載しており、アーティストがペイント作業に専念することが可能です。MARIのインターフェースは 非常に反応が良く、軽快にペイント作業が進められます。3Dモデルに直接ペイントし、その結果をその場ですぐに確認することができます。また、制作時間を短縮し、今まで不可能とされていたテクスチャ制作を可能にします。
Mari 製品詳細はこちら

>> The Foundry社製品についてはこちら

投稿者 INDYZONE : 2016年12月16日 13:49

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