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2012年01月20日

Naiad 0.6 が正式リリースされました

Naiad 0.6.0.69は64-bitのLinuxおよび64-bitのWindows 7に対応します。Apple社のMac OSに対応するバージョンは、Mac OS X Lion版として2月にリリースされる予定です。

リリースノート

Naiad Ocean Toolkit

強力な新機能Naiad Ocean Toolkit (NOT)によってNaiadグラフの中での高速なプロシージャルな海面をモデリングすることができます。新機能NOT-OceanオペレーターとNOT-Deformオペレーターを使用することにより、波立った広範囲にわたる海の作成を可能とし、その波の変形をグラフ内の任意のNaiadメッシュボディに適用することができます。今後、NOTを使用して作成可能なデモファイルをExotic Matter社のTrainingセクションに掲載する予定です。

より良いパイプラインの統合とサポート

Naiad 0.6より新しいBody-Ioアーキテクチャーが採用され、0.6以前のファイル形式で使っていた特定のOp群 (prt-write、bgeo-read/writeなど) が置き換わりました。新しいBody-IoのOpは下記の通りです:

  • Body-Write
  • Mesh-Read
  • Particle-Read

また、パーティクルとメッシュ用RIB生成オペレーターが標準搭載されるようになりました。NaiadのチャンネルをRenderManのプリミティブ変数(primvar)に変換ができる上、サブディビジョン サーフェースにも対応しています。

全ての既存Naiad Buddyは、バイナリー形式としてインストールパッケージに同梱してリリースするようにしましたが、ソースコードはgithubにて公開しています。これは、ユーザー側でコンパイルする手間(特にWindowsの場合)を省くためです。

NaiadのGetting Startedユーザーガイド

Exotic Matter社のダウンロードサイトのTraining > User Guidesセクションで、更新されたGetting Started Guide for Naiadユーザーガイドが公開されました。このユーザーガイド(PDF形式)にNaiad Studioの新機能とインターフェースに関する詳細情報、そしてNaiadグラフの概要および関連の基本概念が記載されています。

新アプリケーションノート

Naiad StudioのオンラインHelp View画面に、重要な新アプリケーションノート(Application Notes)がいくつか追加されました:

・Application Note 4: Collisions
  (衝突判定)
・Application Note 8: Particle Transport
  (パーティクル トランスポート)
・Application Note 9: Render Naiad Meshes Using Renderman or 3Delight
  (NaiadのメッシュをRenderManまたは3Delightでレンダリング)
・Application Note 10: Render Naiad Particles Using Renderman or 3Delight
  (NaiadのパーティクルをRenderManまたは3Delightでレンダリング)
・Application Note 11: Using the Naiad Buddy for Krakatoa
  (Naiad Buddy for Krakatoaの使用方法)
・Application Note 12: Using the Naiad Buddy for Maya
  (Naiad Buddy for Mayaの使用方法)

Naiad Studioの更新

Naiad Studioは、将来のNaiadの動作環境を満たすために最新のアーキテクチャーおよび多くの内部設計の改善とともに大幅に書き直されました。Naiad Studio 6.0の新機能の抜粋は以下の通りです:

グラフ ビュー(Graph View)

グラフ ビューがNaiadサーバー上のグラフに一致するように、いくつかの変更が施されました。例えば、Opの状態は常に正確なグラフが伝わるようになりました。そしてライブ(Naiadサーバー上の)フレームをスクラブする時に、グラフの背景色が変わります。これでライブのフレームをプレビューする時に、ライブのフレームだと明確に認識することができるので、キャッシュされたボディを探す時間の短縮に繋がります。その他、多数の処理速度の改善が実装されたため、グラフ ビューの反応速度がさらに良くなりました。

  • TABメニューによるOp作成 - Opは、カーソルがグラフビュー内にある時、Tabキーを押すと開くTABメニューから作成できるようになりました。選択したタイプのOpはカーソルの場所に作成されます。
  • ボディの選択 - ボディはOpのようにグラフビューで選択できるようになりました。ボディの形状とチャンネルに関する情報はバリュー エディター(Value Editor)に表示されます。これでライブのボディ情報の数値が初めてNaiad Studio内で確認できるになりました。
  • Opの新しいデザイン - グラフビューでのOp表示を美しいものに変更した他、Opにプラグの名前が表示されるようになりました。これでOp同士の接続が容易になり、プラグに関するドキュメンテーションが分かり易くなりました。
  • スラップ - プラグを右クリックする(「スラップ」と呼ばれる操作)と、プラグをグループ モードとシングル モードの切替えが行えます。これで多くのオペレーターの特別な独立バージョンを使用する必要がなくなりました。
  • スマック - スマックという操作 (Ctrl + 右クリック)は、プラグを最小化して、そのプラグ(例えば接続されていない出力プラグ)が使用されないことを表示する方法です。
  • 有効(Activate)/無効(Deactivate)のホットキー - 殆どのノードベースのワークフローでは、特定のオペレーターを素早く有効化/無効化する必要がありますので、Naiad Studioに、選択されたOpの有効/無効を切り替えるホットキーが追加されました。

スコープ ビュー(Scope View)

  • 「3D View」が「Scope View」に名称変更 - これは、ビューポートで表示されるものが実際のスコープに描画されていることでより分かり易くなります(カメラも一つのスコープ)。アイテムとボディのラベル:オプションとして、スコープビュー(旧3Dビュー)でボディ名をボディデータの上に描画させることが出来ます。また、Opアイテム(クリッピング ボックスとトランスフォームなどの表示)にも適用可能です。
  • ヘッドアップ ディスプレイ(HUD) - スコープビューに、どのスコープが何を描画しているかを表示するオプションのHUDが追加されました。
  • カメラの更新 - Naiad Studioにおけるカメラの改善に大幅な開発期間を費やしました。0.6以前のメジャーバージョンの発表以来、オルソカメラを追加した上、パースペクティブにおいても以前より改善されたフレーミング機能を提供できるようになりました。また、パースペクティブの投影には、カメラの「固有パラメーター」(焦点距離と口径など)から算出されるようになり、アニメーション ソフトで表示される方法に近づきました。
  • プレイブラスト ステップ(Playblast Stepping) - プレイブラストの実行は、シミュレーションがジョブを実行したかどうかを確認するのに良い方法です。以前のプレイブラストは、シミュレーション全体が完了してから行われていました。プレイブラストを実行する時に、全てのシミュレーション データをメモリに読み込む必要があったため、遅くなる場合があります。プレイブラスト ステップ機能を有効にすると、Naiad Studioは現在のフレームの画像を書出してから次のフレームに移ることで、データの再読み込みの必要性がなくなります。デメリットとして、この機能を使用するにはNaiad Studio内でそのままシミュレーションを実行しなければならないため、大型のシミュレーションに向いていないことです(大型シミュレーションはコマンドラインでの実行を推奨します)。しかしながら、グラフに「プレイブラストOp」が追加されるまでは、これをご使用頂けます。
  • エクスプレッション エディター - エクスプレッション エディターが追加されたことにより、長い(かつ強力な)エクスプレッションが以前よりずっと書き込みやすくなりました。

ライブ ステップ(Live Stepping)

  • 現在のフレームをステップする(Step visible frame)ボタン - Naiad Studioのタイムラインに、以前のフレームをステップしておく必要のない任意のフレームをステップする強力な機能が追加されました。これはメッシュの生成に非常に有効です。これによって全フレームのメッシュを計算しなくても、数フレームのメッシュだけを生成してパラメーターを検証することができるようになります。
  • 中止(Stop)ボタン - ESCキーに加え、タイムラインに進行中のステップを中止させるボタンを追加しました。
  • コマンドライン クライアントの起動時にシーンを保存 - シーンの保存を忘れてコマンドライン計算を起動し、Naiadに古いグラフを計算させてしまう問題は、これからはもう起きません。Naiad Studioからコマンドライン計算を起動する際、ファイルを保存する確認画面が立ち上がります。

ユーザーの環境設定(User Preferences)

Naiad Studioの新しいインターフェイスの他、多くの色設定はシステムの環境設定からカスタマイズが可能になりました。または、環境設定のインポート/エクスポート機能から、ご希望の色設定を各ユーザーと共有することができます。

ダイナミックスの更新

「Sticktion」(吸着性)が追加されました(今後「Stickiness」に名称変更する可能性があります)。これは流体が隣接する固体オブジェクトにどの程度吸着するかを制御します。また、「Particle Supersampling」が「Interior Supersampling」に名称変更されました。

オペレーターのアップグレードと追加項目

  • Liquid-Emit-DistanceにEmitter IDパラメーターが追加されました。
  • 新しいImport Transformパラメーター(およびその3Dマニピュレーター)を使って、File系オペレーターでインポートされたボディにトランスフォームを適用することができるようになりました。Import Transformのピボット軸はスコープビューで小さな白球体として表示されます。

Naiad コマンドライン アプリケーション

複数の.niファイルをコマンドライン アプリケーションに渡して、複数のグラフを渡した順に計算することができるようになりました。コマンドラインでシミュレーションを再開する手順が変わりました。このオプションの新しい書式は次の通りです:

--restart n seq.#.emp

nは再開するフレーム番号で、seq.#.empは再開に使用するシーケンスです(相対パスが使用可能になりました)。

既知の問題

  • スコープビューで加速と力のベクトルを表示させるため、AccelerateオペレーターとForceオペレーター、それぞれの「Acceleration」と「Force」パラメーターが「Vector」に変更されました。これにより、以前のグラフにおけるこれらのパラメーターの値が失われます。これらの値を別の場所に書き留めてから、Naiad 0.6.0.69でグラフを開き、その値を戻して下さい。



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投稿者 INDYZONE : 2012年01月20日 10:25

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